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レーシングエンジンのデチューン版といえるコスワースBDRは、たしか1.7リッターから180psを絞り出す仕様で、車重はたった580kg前後、そいつで5段MTを介して後輪を蹴るのだから、速くないはずはありません。
しかもボディはスパルタン極まりなく、真っ平らなウインドスクリーン以外にウエザープロテクションは皆無で、ドアさえ備わっていません。
だから、後輪の直前で吐き出されるBDRの爆音を耳にしながら風に煽られまくって空いたワインディングロードを飛ばせば、浮世の憂さなどすべて忘れるという寸法。
つまりスーパーセヴンは、正当なスポーツドライビングを要求されるという意味でも、憂さ晴らしになるという意味でも、まさにスポーツカーの極みであることを再認識した次第でありました。
