[JK]かしゆか(Perfume)部長のしわざ

Nov 22 2009
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kml:


【秋山仁のこんなところにも数学が】(92) 世の中ってホントに狭いの? - MSN産経ニュース

 先日来日したブラッド・ピッドとオバマ大統領は遠い親戚(しんせき)だということを知っていますか。何代さかのぼるのかは忘れましたが、ひぃひぃひぃ…おじいさんが同じなのだそうです。さらに、ブラピの妻アンジェリーナ・ジョリーはヒラリー・クリントン国務長官とやはり遠い親戚なのだそうです。この奇遇な関係性を紹介したキャスターは、「なんとも不思議な縁を感じますね」と言っていました。

 まあ、ここまでの関係でないにしても、思っているよりも世の中は狭いものです。“世の中は意外と狭い(スモールワールド)”ということについての最も有名な研究とされているのが、1967年に社会心理学者S.ミルグラムが発表した結果です。彼は、ネブラスカ州に住む数十人の被験者に、「手紙を知人に次々と手渡しリレーしていくことによって、マサチューセッツに住むある人物に届けられるか」という実験を行いました。この実験の結果から、彼は、「米国民から、ランダムに2人の人を選べば、その2人は、平均6人の知人を介してつながっているようだ」ということを報告したのでした。

page: 2

 近年、この研究をワッツとストロガッツという2人のネットワーク理論の研究者が発展させ、コンピューターウイルスやインフルエンザの伝●(=木へんに番)等のシミュレーション分析などにも役立てられているそうです。彼らの、コンピューターネットワークを使った同様の国際的な実験結果によると、スタートとゴールが同じ国、違う国の場合、それぞれ平均5人、平均7人の知人を介してつながっていたと報じられています。

 日本では、“友達の友達はみな友達だ。世界に広げよう友達の輪”なんていうセリフがありますが、見知らぬ2人に共通の知人がいる確率はどれぐらいのものでしょうか。今回は1億人の日本人の中からランダムに選ばれたAさん、Bさんの2人が共通の知人を持っている確率について考えてみましょう。

 考えやすくするために、Aさん、Bさんそれぞれに1000人の知人がいるとしましょう。“顔を見ればわかる”という程度の人まで知人に含めるとすれば、知人が1000人くらいいてもそれほど不自然な設定ではないでしょう。

 いま、1億個の玉が入った巨大なつぼがあるとします。そのうちの1000個はAさんの知人を表す黒い玉で、残りの9999万9000個は白い玉だとしましょう。このとき、Aさんの知人1000人の中にBさんの知人がいる確率は、Bさんがこのつぼの中から1000個の玉を取り出したとき、その中に黒い玉が含まれている確率と同じです。すなわち、Bさんが取り出した玉の中に1個でも黒い玉が入っていれば、2人に共通の知人がいることになるわけです。そして、考えられるすべての場合は、次の2つの場合に分けることができます。

page: 3

(ケース1)AさんとBさんに共通の知人が1人以上いる

(ケース2)AさんとBさんに共通の知人が1人もいない

 (ケース2)に該当するのはBさんが1000個の玉を引いて全部白い玉が出る場合であり、(ケース1)はそれ以外の場合です。(ケース2)の確率の方が計算しやすいので、まずそれを求めましょう。

 1000個の黒い玉を含む1億個の玉が入ったつぼから、Bさんが玉を1つ取り出したとき、それが白い玉である確率は9999万9000÷1億=0.99999 。Bさんは1000個の玉を取り出すので、これを1000回掛けたものが、すべて白い玉を取り出す確率で計算すると、約0.990 と出ます。つまり、約99%の確率でBさんはAさんの知人を1人も知らないということです。従って、AさんとBさんに共通の知人が少なくとも1人いる確率は約1%にすぎないというわけです。

 つまり、たまたま出会った相手が「友達の友達だった」ということは、100件に1件ぐらいしかない話なわけで、「奇遇だなぁ」という言葉がピッタリと言っていいでしょう。

 では、もっと範囲を広げて、1億人の中からランダムに選んだ2人AさんとBさんが、“友達の友達のまたその友達”である(すなわち、AさんとBさんが2人の知人を介して知り合いである)確率は何%でしょうか。

page: 4

 考えやすくするためA、Bさんだけでなく各知人にもそれぞれ1000人の知人がいるものとします。さっきと同じように9999万9000個の白い玉と、Aさんの知人に該当する1000個の黒い玉が入っているつぼを使って考えてみましょう。 

 「AさんとBさんが2人の知人を介して知り合いでない」という事象は、「このつぼの中から今度はBさんの知人1000人それぞれが、1000個の玉を引いて、それらがみな白い玉である」ということにほかなりません。1人が1000個すべて白い玉を引く確率は「Bさんがすべて白い玉を引く確率」と同じなので、0.99です。Bさんの知人1000人全員が全部白い玉を引く確率は、この確率を1000回掛けたものであり、それは、(0.99の1000乗=)約0.000043になります。

 つまり、Aさんの知人1000人とBさんの知人1000人の間に1組も知り合いがいない確率が0.000043なのですから、逆にこれらの中に知人がいる確率は、1-0.000043=0.999957。なんと、約99.99%の確率でAさんの知人とBさんの知人のあいだに知人関係が成立しているのです。

page: 5

 すなわち、ランダムに選んだAさんとBさんが友達の友達のまたその友達であるというのは全然珍しいことじゃないということになります。なお、それぞれの知人の数が少なければ、間接的な知人である確率も当然低くなり、例えば、それぞれの知人数が500人なら71.4%、400 人ならば47.0 %、300 人なら23.7%と、“友達の友達の友達”である確率は下がります。日本人の知人の数の平均値が何人なのかよくわかりませんが、間に知人を2人介してつながっている確率はそれほど低くはなく、やっぱり世の中は意外と狭いといえるようです。

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【秋山仁のこんなところにも数学が】(92) 世の中ってホントに狭いの? - MSN産経ニュース

 先日来日したブラッド・ピッドとオバマ大統領は遠い親戚(しんせき)だということを知っていますか。何代さかのぼるのかは忘れましたが、ひぃひぃひぃ…おじいさんが同じなのだそうです。さらに、ブラピの妻アンジェリーナ・ジョリーはヒラリー・クリントン国務長官とやはり遠い親戚なのだそうです。この奇遇な関係性を紹介したキャスターは、「なんとも不思議な縁を感じますね」と言っていました。

 まあ、ここまでの関係でないにしても、思っているよりも世の中は狭いものです。“世の中は意外と狭い(スモールワールド)”ということについての最も有名な研究とされているのが、1967年に社会心理学者S.ミルグラムが発表した結果です。彼は、ネブラスカ州に住む数十人の被験者に、「手紙を知人に次々と手渡しリレーしていくことによって、マサチューセッツに住むある人物に届けられるか」という実験を行いました。この実験の結果から、彼は、「米国民から、ランダムに2人の人を選べば、その2人は、平均6人の知人を介してつながっているようだ」ということを報告したのでした。

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 近年、この研究をワッツとストロガッツという2人のネットワーク理論の研究者が発展させ、コンピューターウイルスやインフルエンザの伝●(=木へんに番)等のシミュレーション分析などにも役立てられているそうです。彼らの、コンピューターネットワークを使った同様の国際的な実験結果によると、スタートとゴールが同じ国、違う国の場合、それぞれ平均5人、平均7人の知人を介してつながっていたと報じられています。

 日本では、“友達の友達はみな友達だ。世界に広げよう友達の輪”なんていうセリフがありますが、見知らぬ2人に共通の知人がいる確率はどれぐらいのものでしょうか。今回は1億人の日本人の中からランダムに選ばれたAさん、Bさんの2人が共通の知人を持っている確率について考えてみましょう。

 考えやすくするために、Aさん、Bさんそれぞれに1000人の知人がいるとしましょう。“顔を見ればわかる”という程度の人まで知人に含めるとすれば、知人が1000人くらいいてもそれほど不自然な設定ではないでしょう。

 いま、1億個の玉が入った巨大なつぼがあるとします。そのうちの1000個はAさんの知人を表す黒い玉で、残りの9999万9000個は白い玉だとしましょう。このとき、Aさんの知人1000人の中にBさんの知人がいる確率は、Bさんがこのつぼの中から1000個の玉を取り出したとき、その中に黒い玉が含まれている確率と同じです。すなわち、Bさんが取り出した玉の中に1個でも黒い玉が入っていれば、2人に共通の知人がいることになるわけです。そして、考えられるすべての場合は、次の2つの場合に分けることができます。

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(ケース1)AさんとBさんに共通の知人が1人以上いる

(ケース2)AさんとBさんに共通の知人が1人もいない

 (ケース2)に該当するのはBさんが1000個の玉を引いて全部白い玉が出る場合であり、(ケース1)はそれ以外の場合です。(ケース2)の確率の方が計算しやすいので、まずそれを求めましょう。

 1000個の黒い玉を含む1億個の玉が入ったつぼから、Bさんが玉を1つ取り出したとき、それが白い玉である確率は9999万9000÷1億=0.99999 。Bさんは1000個の玉を取り出すので、これを1000回掛けたものが、すべて白い玉を取り出す確率で計算すると、約0.990 と出ます。つまり、約99%の確率でBさんはAさんの知人を1人も知らないということです。従って、AさんとBさんに共通の知人が少なくとも1人いる確率は約1%にすぎないというわけです。

 つまり、たまたま出会った相手が「友達の友達だった」ということは、100件に1件ぐらいしかない話なわけで、「奇遇だなぁ」という言葉がピッタリと言っていいでしょう。

 では、もっと範囲を広げて、1億人の中からランダムに選んだ2人AさんとBさんが、“友達の友達のまたその友達”である(すなわち、AさんとBさんが2人の知人を介して知り合いである)確率は何%でしょうか。

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 考えやすくするためA、Bさんだけでなく各知人にもそれぞれ1000人の知人がいるものとします。さっきと同じように9999万9000個の白い玉と、Aさんの知人に該当する1000個の黒い玉が入っているつぼを使って考えてみましょう。 

 「AさんとBさんが2人の知人を介して知り合いでない」という事象は、「このつぼの中から今度はBさんの知人1000人それぞれが、1000個の玉を引いて、それらがみな白い玉である」ということにほかなりません。1人が1000個すべて白い玉を引く確率は「Bさんがすべて白い玉を引く確率」と同じなので、0.99です。Bさんの知人1000人全員が全部白い玉を引く確率は、この確率を1000回掛けたものであり、それは、(0.99の1000乗=)約0.000043になります。

 つまり、Aさんの知人1000人とBさんの知人1000人の間に1組も知り合いがいない確率が0.000043なのですから、逆にこれらの中に知人がいる確率は、1-0.000043=0.999957。なんと、約99.99%の確率でAさんの知人とBさんの知人のあいだに知人関係が成立しているのです。

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 すなわち、ランダムに選んだAさんとBさんが友達の友達のまたその友達であるというのは全然珍しいことじゃないということになります。なお、それぞれの知人の数が少なければ、間接的な知人である確率も当然低くなり、例えば、それぞれの知人数が500人なら71.4%、400 人ならば47.0 %、300 人なら23.7%と、“友達の友達の友達”である確率は下がります。日本人の知人の数の平均値が何人なのかよくわかりませんが、間に知人を2人介してつながっている確率はそれほど低くはなく、やっぱり世の中は意外と狭いといえるようです。

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